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ビットアイル、IaaS「サーバオンデマンドNEXT」のセルフサービス型をベータ提供開始

正式サービスの開始は5月を予定

 株式会社ビットアイルは1日、IaaS型クラウドサービス「サーバオンデマンドNEXT」において、ユーザー自身でITリソースの増減を自由に行えるセルフサービス型を追加すると発表した。まずはベータサービスとして同日より開始。正式サービスは5月の提供開始を予定する。

 「サーバオンデマンドNEXT」は、サーバー環境をオンデマンドに提供するIaaS型のクラウドサービス。ゲストOS単位でリソースを提供する「SOD-NEXT Virtual Server」や、仮想化基盤を物理サーバー単位でサービスとして提供する「SOD-NEXT VMware Server」などをラインアップしている。

 今回提供開始するセルフサービス型は、固定的にリソースを確保し、月額課金方式で提供される従来のサービスとは異なり、利用した分だけ費用が発生する従量課金方式を採用。CPU、メモリ、HDDといったサーバーリソースと、インターネット接続、ファイアウォール、ロードバランサーといったネットワークリソースを、コントロールパネルから一元管理できる。

 これによって、固定的なITリソースだけでは対応が難しい、キャンペーン目的やイベント目的のシステム、予測が難しく、急激なアクセス増に対応しなければならないソーシャルアプリケーションのようなサービスなどにおいて、柔軟な活用を行えるとのこと。

 また、SOD-NEXT VMware Serverシリーズやデータセンターコロケーションラック内のシステムとは、プライベートセグメントで相互接続されるので、ハイブリッドクラウドを容易に実現できるとした。

 なお、4月30日までのベータサービス期間中は無償で利用できる。

(石井 一志)