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ソフトバンクモバイル、脆弱性監視システムにSupermicroサーバーを採用

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は18日、ソフトバンクモバイル株式会社が、脆弱性監視システムのサーバーとして、SBTの取り扱う米Super Micro Computer(Supermicro)製のサーバーを採用したと発表した。

 ソフトバンクモバイルでは、自社が提供する商用サービスやコンテンツのインフラにおいて、セキュリティを強化・底上げすることを目的に、脆弱性監視システムの開発を行っている。その開発においては、本番稼働している商用システムと同じラック内で運用するサーバーとして、コンパクトで消費電力が低く、運用・管理負荷のかからない製品を求めており、比較・検討の結果、Supermicroのサーバーが採用されたという。

 採用の決め手となったのは、仕様の柔軟性がある点と、省電力設計や高密度構成が可能な点。また製品上の特徴に加えて、SBTが提供するセンドバック保守スキームのコストパフォーマンスの高さ、オペレーションの容易さも評価された。

 製品はすでに、ソフトバンクモバイルのラボをはじめとした一部の環境で稼働開始しており、当初想定していたのと比べて、約4倍の処理速度(一定期間に監査するIPアドレス数)が見込まれているとのこと。

 なお今後は、脆弱性監視システムを搭載したSupermicroサーバーを各拠点に配布・設置し、システム投資のTCP削減を目指していく計画である。

(石井 一志)