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「Zoho CRM」にiPhoneマップと顧客情報が連動する新機能

メール&ドキュメント管理を効率化する機能も

 ゾーホージャパン株式会社(ゾーホー)は15日、クラウド型顧客管理サービス「Zoho CRM」の新機能「近隣の顧客データ表示」「メールマグネット」「ドキュメントライブラリー」のリリースを発表した。

 Zoho CRMは、3ユーザー無料で始められるクラウド型顧客管理サービス。今回アップデートにより、モバイル端末やクラウドサービスの利便性を強化し営業担当者が出先で活動する際に便利なiPhone/iPadアプリの追加機能(近隣の顧客データ表示)や、メール/文書をより効率的に管理・共有するための機能(メールマグネット/ドキュメントライブラリー)を追加した。

 近隣の顧客データ表示機能は、Zoho CRMのiPhone/iPadアプリの追加機能。ユーザーの現在地情報を基に、Zoho CRMに登録された近隣の顧客をiPhone/iPadのマップ上に表示する。

 同機能は、Zoho CRMのモバイルオプション利用者に無料で提供される。

 メールマグネット機能は、大量のメールの中から顧客に関連するメールのみを簡単に選別する機能。Zoho CRMに登録してある顧客からメールが届いた場合、画面上部のアイコンに通知が表示され、アイコンをクリックすることで一覧表示できる。

 さらにメールの詳細画面からそのままタスクを追加できるので、メールをチェックしながら、スムーズに作業を進められる。追加されたタスクは、Zoho CRMの「活動」タブ内に保存され、そのほかのタスクとともに管理できる。

 同機能はGmail、Yahoo!メール、Hotmail、およびそのほかのPOPメールと連携して利用可能。Zoho CRMのメールオプション利用者に無料で提供される。

 ドキュメントライブラリーは、Zoho CRM内で集約的に文書を管理できるレポジトリ。ユーザーはレポジトリ内にフォルダを作成し、特定のユーザーやグループに共有できる。

 すべての文書は役職に応じてアクセス制限をかけられるほか、ファイルを保存する前にはウイルスチェックが実行される。ファイル形式は文書、画像、音声、動画など複数に対応する。さらにZohoの文書作成サービスも内蔵されているため、Webブラウザ内で直接文書を閲覧・編集できる。

 同機能は、Zoho CRMのプロフェッショナルプラン/エンタープライズプラン利用者に無料で提供される。

 なお、Zoho CRMの価格は、3ユーザーまで無料。プロフェッショナルプランが年額1万7280円/ユーザー、エンタープライズプランが年額3万6000円/ユーザー。

(川島 弘之)