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クレオマーケティング、基幹業務アプリをクラウドで運用する「ZeeM on Cloud」

 株式会社クレオマーケティングと株式会社クレオネットワークスは20日、クレオマーケティングの基幹業務パッケージ「ZeeMシリーズ」をクラウドサービスとして運用する「ZeeM on Cloud」を発表した。

 ZeeM on Cloudは、基幹業務パッケージであるZeeMシリーズを、ユーザー企業専用のクラウド環境で運用するサービス。クレオネットワークスのハイブリッドクラウド基盤である「N-CLOUDバーチャルDC」を利用することで、多額の構築コストがかかるプライベートクラウドを構築しなくとも、その企業専用の環境で基幹業務を運用できる。これによって、自社での大規模システム導入が難しい中堅企業でも、さまざまなメリットを得られるという。

 また、アップデート/バックアップ/テスト環境構築などをクレオマーケティングが代行するため、煩わしいシステム運用をユーザー側が行う必要はなく、システム基盤についても24時間365日の監視を行うなど、充実した運用体制で事業継続性を確保するとした。

 あわせて、ユーザー企業が持つほかのシステムをプライベートクラウド基盤に統合することも可能で、システムの堅牢化と基盤コストの削減を実現するとのこと。

 価格は年間288万円(税別)からで、別途アプリケーションの購入費用などが必要となる。

 なお、両社が属するクレオグループでは、自社の情報システム基盤へN-CLOUDバーチャルDCを導入し、年間のシステム運用コストの32%削減を見込んでおり、ユーザー企業にもこうした効果をもたらせるとしている。

(石井 一志)