SAPジャパン、Windows 8対応モバイルアプリ日本語版6種を年内に提供


 SAPジャパン株式会社は26日、Windows 8対応のSAPモバイルアプリ6種類を年内に提供すると発表した。これらのモバイルアプリはすべて日本語対応となっている。また、モバイルデバイス管理(MDM)ソリューション「SAP Afaria」でもWindows 8対応を図り、同日より提供を開始する。

 現在、日本語化して提供しているSAPモバイルアプリは33個あるが、今回、研修・採用・営業などのエンタープライズ機能を中心としたWindows 8対応モバイルアプリ6種類を年内にWindows StoreおよびSAP Storeからダウンロード提供する。

 提供するのは「SAP WorkDeck」「SAP Manager Insight」「SAP Learning Assistant」「SAP Interview Assistant」「SAP Customer Financial Fact Sheet」「SAP GRC Policy Survey」の6種類。

 SAP WorkDeckは、さまざまな情報源やプロセスを文脈で統合し、役割ごとに一覧できるアプリ。例えば、社員用には「申請を提出する」「スケジュールを確認する」「進ちょくをチェックする」などの機能があり、マネージャ用にはどこにいても出張や休暇、購入などの申請に対応できるという。

 SAP Manager Insightは、社員プロフィールのアプリで、マネージャは多様性・人数・人材の分布状況・社員プロフィールなどのデータにアクセスし、各社員の十分な情報に基づいた人事やプロジェクトチーム編成などが可能になるという。

 SAP Learning Assistantは、研修用アプリ。オンライン研修がいつでもオンデマンドに利用でき、コンプライアンスや職務に関連して必要となる研修を便利に受講できる。

 SAP Interview Assistantは、採用アプリで、面接のスケジューリングを簡単に行える。採用候補者の情報を確認したり、メモの準備、結果の記録、人事部門への報告なども簡単にできるという。

 SAP Customer Financial Fact Sheetは、顧客プロフィールのアプリで、顧客口座担当の役職者が財務データやインボイス、発注情報などにリアルタイムでアクセスできる。

 SAP GRC Policy Surveyは、ガバナンス・リスク・コンプライアンスの方針管理用アプリで、会社の方針が変化したとき、変更を社員に周知徹底したり、方針をきちんと理解しているか簡易テストで確認したりすることが可能となる。

 このほか、MDMソリューションのSAP AfariaでもWindows 8端末の管理に対応した。

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