ブイキューブのWeb会議サービスにデジタルペンによる手書き機能を追加
株式会社ブイキューブと大日本印刷株式会社(以下、DNP)は12日、ブイキューブのWeb会議システム「V-CUBE ミーティング」に、DNPのデジタルペンを用いた会議・プレゼンテーション支援システムを組み込み、共同で販売開始すると発表した。
ブイキューブは、遠隔地とのWeb会議をPCから行えるSaaS型のサービス「V-CUBE ミーティング」を販売している。このサービスでは、映像や音声のやり取り以外に資料の共有、ホワイトボードといった機能を備えているが、補足説明のために手書きや図でイラストを記載しようとしても、マウスで書き込みを行わないといけないため、実際の紙やホワイトボードに書き込むようには操作できない。
しかし今回は、デジタルペンを用いた手書き機能を追加することで、こうした課題に対応するとのこと。具体的には、専用ホワイトボードにプロジェクタで資料画像などを投影し、その資料の上にデジタルペンで情報を書き込むと、その内容がWeb会議システムの情報共有画面にリアルタイムでアップロードされる「インタラクティブホワイトボード」オプションを提供する。
これにより、図やイラストなどを用いた補足説明がしやすくなるので、参加者間の理解を従来以上に促進できるようになるという。また、ここで利用するデジタルペンは専用の紙/ホワイトボードに直接書き込めるアノト方式デジタルペンを採用しているため、通常のペンと同様に滑らかで書きやすい使用感を提供できるとのこと。
価格は、「V-CUBE ミーティング」が月額4万4900円(税別)から、インタラクティブホワイトボードオプションが一式(デジタルペン用マグネットスクリーン、ソフトウェア、デジタルペン1本)で19万円(税別)。
両社では、複数の遠隔拠点を結ぶ研修・セミナーで講師の板書内容を全拠点に配信したり、メーカーや建設会社などの遠隔会議において、設計図面への書き込み内容をメンバー内で共有したり、といった活用シーンを想定しており、3年で約3億円の売り上げを見込んでいる。