みずほ情報総研、Oracle EBSを活用したクレジット/リース業界向けのERPテンプレート


 みずほ情報総研株式会社は23日、クレジット/リースなどの金融業界向けのERPソリューション「Oracle E-Business Suite R12 会計システム短期導入テンプレート」を発表した。これは、日本オラクルのERPパッケージOracle E-Business Suite(EBS) R12をベースに、みずほ情報総研が培ってきたノウハウを搭載したもので、9月1日より提供を開始する。

 このテンプレートでは、複数の帳簿管理や会計基準の仕訳を自動生成するIFRS対応機能を備えているほか、みずほ情報総研独自の「業務フロー・セットアップ・テンプレート」を採用。合計残高試算用や総勘定元帳、入出金関連帳票など、導入時に頻繁にアドオン開発される日本向けの帳票機能を搭載している。

 こうした機能を事前に用意することで、テンプレートを用いずに同様のソリューションを導入した場合と比べて、導入期間やコストを約20%削減でき、導入の迅速化、追加開発の工数および開発費用の削減を実現するという。さらに、Oracle EBSの高度なセキュリティを基盤に、導入企業の要件に応じた柔軟なデータセキュリティを提供可能とした。

 また、すでにOracle EBSを導入済みの企業に対しても、同テンプレートとの連携を図り、シームレスな業務フローの確立を支援するとしている。

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(石井 一志)
2012/8/23 14:50