NECフィールディング、「サーバ仮想化ソリューションパック」を拡充


 NECフィールディング株式会社は4日、「サーバ仮想化ソリューションパック」の新たなラインアップとして、2モデルを発売した。

 サーバ仮想化ソリューションパックは、サーバー仮想化ソフト、ハードウェア、ソフトウェア、各種セットアップ作業、ならびに運用開始から3年間のリモート監視・保守サービスを一括して提供するもの。

 今回は新たに、複雑な復旧作業を行うことなくシステムの連続稼働を実現できる「FTサーバパック(Hyper-Vモデル)」と、仮想共有ストレージで可用性を最小限の構成で実現できる「Virtual-SANパック(VMwareモデル)」を追加。全8モデルを取りそろえ、用途、価格などさまざまなニーズに対応する。

 FTサーバパック(Hyper-Vモデル)は、Hyper-V対応の無停止型サーバー(FTサーバー)で構成。FTサーバーはCPUやメモリをはじめとした主要なモジュールを二重化しており、万が一、一方のモジュールに障害が発生しても自動的に切り離し、システムの連動稼働を実現する。高い可用性を必要とする顧客に訴求する。

 価格は498万円(税別)。

 一方のVirtual-SANパック(VMwareモデル)は、サーバー2台に仮想共有ストレージを採用し、業務継続が要求されるシステムに対して、低コストで可用性を提供する。仮想共有ストレージにより、VMware vSphere HA機能でハードウェア障害時に自動でサーバーが切り替わり、業務が継続される。

 価格は648万円(同)。

 NECフィールディングでは、今後1年間で合計100セットの販売を予定する。

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