NECフィールディング、Hyper-Vを採用したサーバー仮想化ソリューションパック


 NECフィールディング株式会社は1月7日、「サーバ仮想化ソリューションパック(Hyper-Vモデル)」を発表した。同日より販売活動を開始する。

 サーバ仮想化ソリューションパック(Hyper-Vモデル)は、サーバー仮想化環境構築で必要となるハードとソフト、監視サービスや保守サービスをパッケージング化したもの。ハードウェアはNECのIAサーバーを、サーバー仮想化ソフトはWindows Server 2008 R2に標準搭載されているHyper-V 2.0を採用している。

 最小構成モデルである「スモールスタートパック」は、Windows Server 2008 R2 Standardを搭載したモデル。ゲストOSを1つ稼働して提供される。価格は298万円(税別)。

 耐障害性を考慮した「スタンバイPLUSパック」は、本番環境とスタンバイ環境の2台のIAサーバーで構成されたモデル。障害発生時に手動でスタンバイ環境に切り替えて、業務を継続できる。Windows Server 2008 R2 Standardを搭載しており、ゲストOSは1つ稼働。価格は498万円(税別)。

 高可用性を実現した「IP-SANパック」は、外部ストレージを利用した無停止運用が可能なモデル。障害発生時に自動的にスタンバイ環境に切り替えて業務を継続することが可能。クラスタ構成のIAサーバーのほか、IP-SANストレージで構成。Windows Server 2008 R2 Enterpriseを搭載しており、ゲストOSは4つまで稼働可能。価格は998万円(税別)。

 同社は今後2年間で250セットの販売を目標としている。



(福浦 一広)

2010/1/7 12:30