NECフィールディング、仮想サーバー短期導入サービスのVMware対応版


 NECフィールディング株式会社は29日、仮想サーバーの短期導入サービス「サーバー仮想化ソリューションパック」において、「サーバ仮想化ソリューションパック(VMwareモデル)」を提供すると発表した。

 サーバ仮想化ソリューションパックは、仮想サーバーを稼働するために必要なハードウェア、ソフトウェア、ならびに各種セットアップ作業を一括して提供するパッケージ。さらに、運用開始から3年間のサーバー状態監視サービスと保守サービスもセットになっており、安定した運用を実現できるという。

 従来は、Hyper-Vを利用するパッケージ「サーバ仮想化ソリューションパック(Hyper-Vモデル)」(以下、Hyper-Vモデル)を提供していたが、Windows NT 4.0やLinuxといった、Hyper-VがサポートしないゲストOSでも使いたいというニーズに応えるため、VMwareを用いるパッケージを、ラインアップに追加した。

 基本的な構成はHyper-Vモデルと同様で、事前検証済みのハードウェア、ソフトウェアの組み合わせを提供するほか、構築関連のサービス、保守サービスを一括して提供するので、容易な環境構築と、導入期間の短縮を実現する。

 ラインアップには、ハードウェア障害発生時のスタンバイ機への業務切り替えを手動で行う「スタンバイPLUSパック」、障害時の業務切り替えを自動で行う「IP-SANパック」、評価環境として利用可能な最小構成モデル「スモールスタートパック」といった、Hyper-Vモデルと同様の3モデルを用意。さらに、フォールトトレラント(FT)サーバーを用いる「FTサーバパック」を新たに提供し、より可用性を重視するニーズにも対応する。

 価格は、スモールスタートパックが398万円(税別)から。NECフィールディングでは、今後1年間に50セットの販売を見込んでいる。

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