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アシスト、Linuxブラウザ対応の「Ericom Connect 7.5」

Linux版ダブルブラウザ・ソリューションの大規模対応を可能に

 株式会社アシストは15日、クライアント仮想化をシンプルな構成で実現できるコネクションブローカー(管理サーバー)製品「Ericom Connect」において、新版「同 7.5」を提供開始すると発表した。

 Ericom Connectは、イスラエルEricom Softwareが開発しているコネクションブローカー。グリッドアーキテクチャをベースとしており、10万ユーザー規模のクライアント仮想化環境も、シンプルな構成で実現できるという。

 新版では、1システムで複数のテナント(Active Directory)を管理できるようになったほか、各テナントの管理者に管理権限の委任を行えるようにした。大規模環境向けには、複数のデータセンターに分散したクライアント仮想化環境を、1つのシステムとして集中管理できる機能を搭載。また、二要素認証対応や、Amazon AWSやMicrosoft AzureのSQLデータベースサポート、Windows Server 2008(32ビット版)のサポートなどが行われている。

 さらに、アシストが展開している「ダブルブラウザ・ソリューション」向けの機能も強化されている。このソリューションは、Ericom製品を基盤とする仮想ブラウザ経由でインターネットを利用し、ブラウザの画面転送の通信以外をすべてファイアウォールで遮断することによって、情報漏えいの防止を図るもの。仮想ブラウザの実行プラットフォームとしてWindowsとLinuxに対応しているが、Windows版では利用者の数だけなMicrosoft RDS CALが必要になるというコスト面の負担があった。一方Linux版は、Linux環境の同時利用者数に100人という上限があり、大規模な自治体や企業においては、規模に応じたコストメリットを発揮しきれずにいたという。

 今回、配信対象としてLinux上のFirefoxをサポートしたほか、1)複数のLinuxサーバー間のプロファイル同期とリフレッシュの設定や、2)仮想ブラウザ利用時、新規Active Directoryに既存ユーザーアカウントで自動認証する機能などを搭載した。これにより、数十万ユーザーレベルの大規模なLinux仮想ブラウザ環境を、最小限のシステム構成でシンプルに一元管理できるようになったとのこと。

 なお、1)には「IVEXダブルブラウザLinux」が、2)には「ダブルブラウザ連携キット」がそれぞれ必要になる。

(石井 一志)