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QlikTech、連想型BIツール最新版「QlikView 12」を発表

QlikSenseとエンジンを共通化

 米Qlik Technologies(QlikTech)は、連想型BIツール「QlikView」の最新版となる「QlikView 12」を発表した。無料で利用できる個人向けの「QlikView 12 Personal Edition」は、ウェブサイトからダウンロード可能となっている。

 QlikViewは、直感的に操作できるインターフェイスを持ち、簡単な操作でビッグデータの分析や可視化を行えるBIソフト。QlikView 12では、データ可視化/探索製品「Qlik Sense」に採用されている第2世代のデータインデックスエンジン「QIX Associative Data Indexing Engine(QIXエンジン)」を搭載。パフォーマンスが向上し、Qlik SenseとQlikViewの間でデータモデルをより簡単に共有できるようになった。

 セキュリティ面では、企業、政府機関、軍事組織における最高水準のセキュリティ要件を満たすとともに、暗号化と暗号化処理を向上。一元化された顧客の課題への対応とXMLの構文解析が改善され、セキュリティに関するベストプラクティスや暗号標準が強化された。

 モバイルデバイスへの対応も強化し、QlikViewウェブクライアントで利用可能な、探索、コラボレーション、作成といったすべての機能が、スマートフォンやタブレット端末などからも制限なくアクセスできるようになった。ノートPCとタブレットの2in1デバイスでは、アプリケーションを手動で再読み込みすることなく、マウス、ペン、タッチ操作の切り替えが可能になった。

 拡張性も向上し、QlikView Serverクラスターにおいてより多くのノードをサポート。マルチノード環境で多くのユーザーをサポートする組織では、パフォーマンスが大幅に向上した。

 新しいRESTful APIコネクタにより、ソーシャルメディアサイト(Twitter、Facebook、LinkedIn)やCMSシステム(Alfresco、Documentum、Adobe)をはじめとするオンラインサービスとの互換性を向上。ウェブサービスへの接続をサポートするためのサードパーティベンダーや拡張作業が不要になった。

三柳 英樹