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EMC、オールフラッシュ構成に対応したエントリー向けブロックストレージ「VNXe1600」

 EMCジャパン株式会社は29日、オールフラッシュ構成にも対応したエントリーレベルのSANストレージ「EMC VNXe1600」を提供開始すると発表した。

EMC VNXe1600

 「VNXe1600」は、中堅・中小企業や、支社、リモートオフィス、部門レベルなどでの利用に向いたエントリークラスのSANストレージ。従来の「VNXeシリーズ」が持つ使いやすさを継承しつつ、すべてをSSDで構成することにより、最高のパフォーマンスを引き出せるという。

 また、SSD/HDDを併用するハイブリッド・フラッシュアレイとしての構成も可能で、コスト効率とフラッシュのパフォーマンスを生かせるとした。いずれの場合も、エントリーレベルのブロックベース・アプリケーション環境で、バランスの取れた持続的なパフォーマンスを提供できるとのこと。

 高密度な2U構成からのスモールスタートに対応し、最大200台のドライブ(または400TB)までのスケールアップが可能。インターフェイスは、ファイバチャネル(FC)に加えて、iSCSI(IPv4/v6)接続など、さまざまなホスト接続オプションを提供する。

 ソフトウェア機能は、上位製品の「VNXe3200」と同様、ストレージ管理プラットフォームである「EMC Unisphere」や「Unisphere Central」、マルチコアを最適化する「EMC MCx」やSSDをキャッシュに利用する「FAST Cache」、シンプロビジョニング、ネイティブブロックスナップショット、非同期的ブロックレプリケーション、VMwareおよびMicrosoftとの仮想化の最適化など、さまざまな機能が利用できる。

 価格は、DPEが2.5インチタイプ、ディスクが300GB(15000rpm)×6、ホストI/Oポートが8Gbs FC×4ポート、OEベースソフトウェア(Unisphere/Snapshots/Thin Provisioning/FAST Cache)といった最小構成で、191万7500円(税別)から。

石井 一志