EMCジャパン、100万円を切る統合型ストレージ「VNXeシリーズ」~SMB市場への本格参入を図る


VNXeシリーズの下位モデル「VNXe3100」

 EMCジャパン株式会社は11日、SMB向けのエントリーストレージ「VNXeシリーズ」を同日より販売すると発表した。価格は95万円からで、同製品により、SMB市場への本格参入を目指すという。

 VNXeシリーズは、SAN、NAS両方に1台で対応可能なユニファイドストレージのエントリー製品。2Uサイズで設置がしやすい「VNXe3100」と、最大120ドライブを内蔵できる3Uサイズの「VNXe3300」を用意し、最大240TBの大容量に対応する。

 また、データの重複除外、圧縮、シンプロビジョニングなどの機能を備えるほか、ストレージに慣れていないIT管理者でも利用できるようにするため、運用/プロビジョニングや保護設定などを簡単に行える管理ソフトウェアを搭載。Microsoft Exchange環境、Hyper-V、VMwareとなどの環境構築を容易に実行可能な5つのウィザードも利用可能で、簡便な導入・設定と高度な機能を両立させている。

 価格は、シングルコントローラ、ストレージプロセッサ、300GB SAS HDD×6といったVNXe3100の最小構成時で、99万7500円から。大塚商会、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、ネットワールドの4社が販売し、広くSMBへの展開を図るという。なお、出荷は5月中旬以降に開始される予定だ。

2種類のラインアップを用意アプリケーションごとの設定が容易に行える、5種類のウィザードを搭載した
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