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テラスカイ、ワンタイムパスワード「PassLogic」をAWSのクラウド基盤から提供

 株式会社テラスカイは1日、パスロジ株式会社のトークンレス・ワンタイムパスワード製品「PassLogic」に関する代理店契約を締結したと発表した。同日より、Amazon Web Services(AWS)のクラウド基盤から提供開始する。

 PassLogicは、イメージからワンタイムパスワードを作り出す「パスロジック認証」を採用しており、Webブラウザ上に表示される乱数表から、ユーザーごとに設定されている「位置」と「順番」に従って数字を抽出し、ワンタイムパスワードを生成する仕組みにより、トークンレスのワンタイムパスワード機能を提供できる。

 テラスカイでは、認証機能へのニーズが高まっていることを受け、PassLogicの提供を決定。AWS上でPassLogicを提供することにより、これまで同製品を導入する際に必要だったハードウェアの調達が不要となり、より迅速かつ柔軟に導入できるようになるという。さらに、テラスカイが強みを持つSalesforceのユーザーに対しても、Salesforceのモバイル利用時に、標準の認証機能に加えて、より強力なセキュリティの選択肢を提供できるとした。

 参考価格は、1000IDの場合、初期費用が120万円から、ライセンス費用が480万円、年間保守費用が96万円で、別途AWS利用料が必要となる。

 一方、パスロジ側でも、24時間365日のサポートを求められる案件が増加しており、それを実現できるパートナーを模索していたとのこと。今回の提携により、テラスカイの子会社であるスカイ365を通じ、24時間365日体制での運用サポートが提供可能になる。

石井 一志