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インテック、クラウドインフラをグローバルで利用可能に

 株式会社インテックは31日、企業向けクラウドサービス「EINS/SPS(アインス・エス・ピー・エス)シリーズ」の利用範囲を、新たに世界12カ国に拡大し、日本から一元管理できるグローバルサービスとして提供すると発表した。

 「EINS/SPSシリーズ」は、さまざまなインフラをクラウドサービスとして利用できるIaaS型のサービス。今回はその中で、従来の国内サーバーリソースの環境と同様に閉域網にてネットワークを接続し、国外のサーバーリソース環境を提供する、マネージド型のIaaSを新たに提供する。

 国外サイトの運用監視などのオペレーションは、日本国内にあるインテックの監視センターで提供されるので、国外拠点のサーバーを日本国内から一括管理することが可能となり、グローバル環境のIT統制を強化したいという、国内企業からのニーズに応えられるという。

 インフラとしては、IBM SoftLayerを活用しており、現時点で世界12カ国24のデータセンターで提供可能。SoftLayerの利用を意識することなく、国外のサーバーリソース利用できるとしている。なお、すでににインテックのデータセンター(EINS/VDC)やクラウドサービス(EINS/SPS ManagedおよびEINS/SPS SelfPortal)を利用中の場合は、新たにネットワークを引く必要はない。

 インテックでは、3年後となる2018年度に、年間2億円の売上を見込んでいる。

石井 一志