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DAL、統合EDI製品「ACMSシリーズ」新版 Hinemosベースの運用監視機能を追加

 株式会社データ・アプリケーションは31日、統合EDI(電子データ交換)製品「ACMSシリーズ」の新版「同 バージョン4.3」を販売開始すると発表した。

 新版が提供されるのは、企業内外のシステムおよびアプリケーションをシームレスに連携するB2Bインテグレーションサーバー「ACMS E2X」、企業間のデータ交換を行う環境を構築するB2Bサーバー「ACMS B2B」の2製品。

 今回は新たなオプション機能として、プロセスや稼働記録、データ送受信要求などを監視し、プロセス障害やデータ送受信の遅延や滞留などを運用担当者にメール通知することで、安定的なEDI業務を支援する「ACMS運用監視機能」を提供する。監視や障害検知には、NTTデータが開発しているオープンソースの運用管理ソフトウェア「Hinemos(ヒネモス)」を採用した。

 また、Webベースの運用画面上で時間帯別の利用回線数やデータ送受信要求の滞留数などをグラフで確認できるので、回線数の過不足を的確に把握できるとした。さらに、指定期間のデータ送受信の一覧や通信記録の集計しCSV出力する機能も備えているため、安定したEDI運用を支援し、トラブルを未然に防止するとしている。

ACMS運用監視機能のうち、稼働記録監視設定
同じく、通信予実績一覧

 このほか、2GB以上の大容量ファイルに対応するなど、通信機能や運用機能を強化。Tomcat 8.0.15、Microsoft SQL Server 2014 SP1、Microsoft JDBC Driver 4.1 for SQL Serverといった、新たな稼働環境への対応や、OFTP2手順のセキュリティ強化なども行っている。

 価格は、ACMS E2Xが150万円から、ACMS B2Bが50万円からで、オプションのACMS運用監視機能は50万円からとなる。

石井 一志