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IIJ、クラウドストレージの正式サービスを開始~解析オプションも追加

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は2日、2014年11月より試験サービスとして提供しているクラウドストレージサービス「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」について、正式サービスを開始すると発表した。また、保存したデータを活用できる「解析オプション」を追加する。

 IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスは、99.999999999%の堅牢性を備え、大規模なデータの保管先として利用できるクラウドストレージサービス。Amazon S3との互換性を持つREST APIインターフェイスが提供されており、APIを介してアプリケーションから利用することができる。

 料金はストレージ利用量に応じた完全従量制で、1TBあたり月額7000円(税別)。またダウンロードするデータ量に応じたデータ転送料金がかかり、月間1GBまでが無料、1GB超~1TBまでが月額1万円(税別)、以後1TBごとに月額1万円(税別)となる。データのアップロード時には料金はかからない。

 一方、今回追加された「解析オプション」では、Hadoop/Hiveを用いて、ストレージに蓄積されたデータに対して、検索や不要データの削除といった加工を行ったり、集計・平均・マッチングなどの解析処理を行ったりできるもの。BIツールなどを活用し、より高度なビックデータ分析を行うために、HiveQLによるデータ操作のためのWeb UI(管理コンソール)や、API、JDBCドライバなどの環境も用意されている。

 課金はインスタンス(CPU1コア相当、メモリ4GB、計算用ストレージ400GB)単位で、1インスタンスあたり月額1万円(税別)。なお、利用日数に応じた日割りにも対応するとのこと。

石井 一志