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ウイングアーク1st、集計エンジンを高速化したBIツール「Dr.Sum EA Ver.4.1」

 ウイングアーク1st株式会社は2日、集計エンジンの高速化などを図ったBI・データ活用ソリューションの新版「Dr.Sum EA Ver.4.1」を発表した。同日より販売を開始している。

 「Dr.Sum EA」は、さまざまな企業システム内に蓄積されているデータを統合し、データ集計・レポーティングを行えるBIツール。高速に集計できるエンジンと、専門的な知識を必要としないわかりやすい操作性により、企業の情報活用を支援するという。具体的な製品としては、データベースエンジン「Dr.Sum EA」、レポーティング・OLAPツール「Dr.Sum EA Datalizer」、データ更新ツール「Dr.Sum EA DataLoader」など、さまざまなツールから構成されている。

 今回の新版では、まず、独自開発した集計用データベースエンジンを強化し、従来の約2倍の高速処理を実現。また、Excelのデータを簡単にDr.Sum EAデータベースへ取り込める仕組みを用意したため、日常業務で利用しているExcelファイルを、そのまま分析データとして活用できるようになった。GUIを用いて、ExcelファイルからDr.Sum EAに取り込む領域を設定することにより、夜間などの自動処理で取り込むことができる。

 さらに、ウイングアーク1stの帳票基盤ソリューション「SVF」との連携を行うための「Dr.Sum EA Datalizer Adapter for SVF」が提供される。この製品には、帳票レイアウトが作成できる「SVFX-Designer(Dr.Sum EA連携専用)」「Dr.Sum EA Datalizer 連携モジュール」と、PDF・Excelファイルを出力する「SVF Report Engine(Dr.Sum EA連携専用)」を同梱。Dr.Sum EA Datalizerの集計結果をもとに、ボタンひとつでPDFやExcel形式の定型帳票を出力できるとのこと。

 このほか、Dr.Sum EA Datalizerのメモリ使用量・レスポンス時間の削減、各種操作性の向上など、製品全体の改善を図った。

 価格(すべて税別)は、データベースエンジンのDr.Sum EAが1サーバー100万円から、レポーティング・OLAPツールのDr.Sum EA Datalizerが1サーバー50万円から、SVF連携製品のDr.Sum EA Datalizer Adapter for SVFが1サーバー200万円、データ更新ツールのDr.Sum EA DataLoaderが1サーバー100万円から、テキストデータ分析ツールのDr.Sum EA TextOLAPが1サーバー100万円から。

石井 一志