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アシスト、ペーパーレス化と迅速な仕様変更を実現するソリューション「TEGARU」

 株式会社アシストは17日、タブレット端末向け電子フォームシステム「e.Form(イー
フォーム)」と、BRMS(ビジネスルール管理システム)「Progress Corticon」を組み合わせ、ペーパーレス化と迅速/柔軟な仕様変更を実現するソリューション「TEGARU(テガル)」を発表した。同日より提供を開始する。

 e.Formは、韓国I-ON Communicationsが開発したタブレット端末向け電子フォーム製品。ペーパーレス化により、手書き情報をシステムに登録する作業負荷の軽減や、紙出力にかかるコストの削減、書類の紛失・盗難・誤送信による個人情報漏えいリスクの軽減などを実現するという。

 一方のProgress Corticonは、米Progress Softwareが開発しているBRMSで、ビジネスルールの変更をコーディングレスで行え、開発や変更に費やされる作業時間を最大で90%短縮できる特徴を持つ。

 e.Formでは、既存の申請用紙などをそのまま背景画像とし、入力フィールドを準備するだけで簡単に電子フォーム化を行えるが、フィールドごとに入力値のチェックや計算式などのビジネスルール設定が必要になる。そこで、複雑なビジネスルールにも対応し、仕様変更が生じた際に柔軟・迅速な反映できるようにするため、両製品を連携させ、電子フォームに内在する業務要件やビジネスルールをProgress Corticonで管理できるようにするという。

 これによって、料金表示、手数料計算、査定、しきい値の検証などの複雑な処理でも、タブレット端末上の電子フォームに入力されたデータに基づいて、Progress Corticonが結果を迅速にフォーム上に表示してくれるようになる。加えて、仕様変更や追加が発生した際にも迅速かつ柔軟に対応可能とのこと。

 e.Formの価格は、e.Formサーバーが1ライセンスあたり100万円(税別)、e.Formクライアントが1万9200円(税別)。ただしアシストでは、Progress Corticonを新規購入し、同時にe.Formも契約する場合に、e.Formの契約初年度の費用を無償で提供するキャンペーンを、2015年3月末までの期間限定で実施する。このキャンペーンでは、e.Formサーバーを1ライセンス、e.Formクライアントを最大100ライセンスまで提供するが、次年度以降は契約内容に応じたe.Formの年間保守費用が発生するとのこと。

 アシストでは、ペーパーレス化や業務効率化などを推進するソリューションとして、「TEGARU」を積極的に提案する考えだ。

石井 一志