ニュース

アシスト、オフライン利用を可能にしたタブレット向け電子フォームシステム新版

 株式会社アシストは、タブレット端末向け電子フォームシステム「e.Form」の新版「同 Ver.2」を12月17日より出荷開始する。

 「e.Form」は、韓国I-ON Communicationsが開発しているタブレット端末向け電子フォームシステム。既存の申請用紙などをそのまま背景画像とし、入力フィールドを準備するだけで簡単に電子フォーム化を実現できる。

 システムは、電子フォームを作成・配信・保存する「e.Formサーバ」と、電子フォームを表示してデータ入力や写真の添付を行うタブレット端末向けアプリ「e.Form クライアント」で構成されるが、今回の新版では双方のユーザーインターフェイスを全面刷新。使いやすさと利便性を向上させたという。

 例えば「e.Formサーバ」では、複数のワークスペースを管理できるマルチテナント機能により、テストサイトと本番サイトを分けて管理することが可能になった。また、カタログをPDFファイルとして登録しクライアントから参照したり、カタログ画面からフォームを直接呼び出して入力・送信したりできる「カタログ管理」、サーバーのメンテナンス日時などをクライアントへ一斉配信する「お知らせ管理」、Excelからユーザーの登録・更新を行える「ユーザ管理」などの新機能が追加されている。

 一方の「e.Formクライアント」では、オフラインモードを新たに実装し、通信状態が悪い状況でも、ダウンロード済みのフォームやカタログを利用できるようになったため、利便性が向上した。さらに、iOS 7/8、Android 4.xをサポートし、対応可能なタブレット端末が7~10インチの各種端末へと広がったほか、PCからHTML5対応ブラウザ経由でフォーム入力を行えるようになっている。

 なお「e.Formサーバ」は、Windows 2008 R2/2012に対応し、JDK/JRE 1.7(64ビット)以上、Tomcat 7(64ビット)以上の環境が必要になる。価格は、タブレット端末10台までの場合で143万400円(税別)から。

 アシストでは、保険、クレジット会社、銀行、旅行代理店、医療機関などの企業を対象に、ペーパーレス化や業務効率化などを推進するソリューションとして、「e.Form」を積極的に販売していく考えだ。

石井 一志