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クラスメソッド、「マーケ部門に最適」なビッグデータ活用基盤

すかいらーく、あきんどスシローが採用

 クラスメソッド株式会社は25日、マーケティング部門のためのビッグデータ活用基盤「カスタマーストーリー」を発売した。

 カスタマーストーリーは、データ収集・加工・分析・見える化に必要な複数社のプロダクトやサービスを組み合わせて使うためのプラットフォーム。AWSの「Amazon Redshift/Kinesis」、Treasure Dataの「トレジャーデータサービス」、Talendの「Data Integration/Open Studio」、Tableauの「Tableau Desktop/Tableau Server」を、ユーザーの要望に合わせて選択しパッケージ化して提供。導入後の運用もサポートする。

 「これまで億単位の予算と長期の導入期間が必要とされてきたビッグデータ活用のための分析基盤を、初期費用300万円から、月額費用100万円から、構築期間1カ月からで構築できる」と同社。予算やソリューション選択などの負荷を軽減することで、単一部署による導入がしやすいサービスを目指したとのことで、マーケティング部門でのデータ分析に最適としている。

 対象業種は、外食・小売・サービス・流通・金融など。価格は初期費用300万円から、月額費用100万円からで、年額1500万円から。年間50案件の導入を目指す。

 なお、既にすかいらーくとあきんどスシローでの採用が決定している。

 すかいらーくは、全国3000店舗のPOSデータを基にカスタマーストーリーを活用することで、メニュー開発やプロモーションの費用対効果を改善。今後は「ガストアプリ」の利用履歴を用いることで、より深い顧客理解に基づいた新たなマーケティング施策の開発にも生かす考え。

 あきんどスシローでは、すし皿に取り付けられたICタグからのより詳細なデータと、来店者情報やフロアマップを重ね合わせることで、各店舗内のオペレーション状況を詳細に確認できるようにしたという。

川島 弘之