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ユニアデックス、約2000台のVDI環境を「Trend Micro Deep Security」で保護

 トレンドマイクロ株式会社は27日、ユニアデックス株式会社が、総合サーバーセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)」を1月に導入したと発表した。従業員が使用する約2000台の仮想デスクトップ(VDI)のセキュリティ対策に利用している。

 「Deep Security」は、サーバーセキュリティの確保に必要な、ウイルス対策、ファイアウォール、IDS/IPS(仮想パッチ)、ファイルやレジストリの変更監視、セキュリティログ監視といった機能を総合的に提供するソリューションである。

 ユニアデックスでは、従業員の業務効率向上と情報漏えい対策の両立を目的として、営業担当者・SE・カスタマーサポートなど、社外で業務を行うことが多い従業員向けに、VMware Horizon View)を使った約2000台の仮想デスクトップを導入している。しかし、この環境でセキュリティ対策を行おうとした場合、大規模な仮想環境のため、定期的なウイルス検索やパターンファイルのアップデート時にシステム負荷が高くなることが懸念されていたという。

 そこで同社は、仮想環境向けのセキュリティ製品を比較検討した結果、エージェントレスのため仮想環境で稼働させてもシステム負荷が少ないこと、ウイルス対策や脆弱性対策などサーバー保護に必要な機能を1つの製品で備えていることなどを評価し、Deep Securityを採用した。採用決定にあたっては、これらに加えて、運用時のシステム負荷が低いことや、VMware製品上での安定稼働に実績のあった点も高く評価されたとしている。

 なおユニアデックスは、こうして自社で蓄積したセキュアな仮想デスクトップの構築・運用ノウハウを標準化し、ユーザー企業向けのサービスとして3月より提供開始している。

石井 一志