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NTTネオメイト、6000台のVDIを「Trend Micro Deep Security」で保護

 トレンドマイクロ株式会社は13日、株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)が仮想デスクトップ(以下、VDI)向けセキュリティ対策に「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)」を採用したと発表した。

 NTTネオメイトはこれまで自社内でVDIを構築・運用し、一部の業務用端末を仮想化して利用してきた。セキュリティ対策としては、エージェント型のウイルス対策製品を導入していたが、複数のVDIに対し同時にウイルス検索を実行したときのシステムへの過負荷を懸念し、システム全体のウイルス検索が困難で、ウイルスパターンファイル配信のスケジュール管理も煩雑という課題があった。

 これらを解決するため、社内に新たなDaaS(Desktop as a Service)環境の導入を決定。運用時の安定したパフォーマンスとシステム負荷削減が可能な「VMware Horizon View」によるVDIと、エージェントレス型のDeep Securityによるセキュリティ対策を導入し、2013年4月より約6000台分のVDIの運用を開始。システム全体のウイルス検索やウイルスパターンファイル配信のスケジュール簡素化などを実現した。

 Deep Securityは、サーバーに必要な6つのセキュリティ機能――「ウイルス対策」「Webアプリケーション保護」「ホスト型IDS/IPS」「ファイアウォール」「ファイル・レジストリなどの変更監視」「セキュリティログ監視」を搭載する製品。各OSにインストールするエージェント型と、仮想環境のハイパーバイザー上にインストールする仮想アプライアンス型(エージェントレス型)の2種類の保護モジュールが用意されている。

(川島 弘之)