ニュース

プラザクリエイトの店舗システム、Trend Micro Deep Securityでセキュリティを確保

 トレンドマイクロ株式会社は21日、株式会社プラザクリエイトが、総合サーバーセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」(以下、Deep Security)を導入したと発表した。

 「パレットプラザ」「55ステーション」など、全国約600店舗のプリントショップを全国に展開するプラザクリエイトでは、年賀状印刷サービスの繁忙期などに備え、ニーズに応じてリソースや回線を柔軟に拡張・縮退できるシステムにすることを目的として、2014年1月、店舗運営システムのニフティクラウドへの移行を決断した。

 また、同社では会員の顧客データなども取り扱うため、グローバルなセキュリティ対策基準の要件を満たした、これまで以上のセキュリティレベル向上も決断。ウイルス対策やWAF(Web Application Firewall)、IDS/IPSによる脆弱性対策、変更監視、そしてセキュリティログ監視など、さまざまな機能が実装されていることを要件として、セキュリティ製品の選定も進めたという。

 その結果、プラザクリエイトが求める機能を1つの製品で提供できる点、機能ごとのセキュリティ製品を個別に導入する場合に比べコスト面と運用面でメリットが期待できる点などが評価され、Deep Securityが採用された。さらにDeep Securityは、さまざまなクラウド環境での導入実績があることも、大きな評価ポイントになったとしている。

 なおプラザクリエイトでは、コストや既存システムとの連携性といった観点から、ニフティクラウドに限らずクラウドサービスを使い分けている。Deep Securityを用いると、異なるクラウド基盤サービスやオンプレミスを含めたハイブリッド環境に対して、一元的に統合管理を行えることから、運用管理負荷の軽減も達成されたとのこと。

 テスト運用時には、Linuxで使われている「bash」シェルに脆弱性が確認されたものの、Deep Securityの脆弱性対策機能による仮想パッチで対応。修正プログラムが配布されていない期間についても、セキュリティリスクを低減できたとのことだ。

石井 一志