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「Hinemos」のクラウド管理オプション、「Cloudn」版が提供開始

 株式会社NTTデータは23日、OSS統合運用ソフト「Hinemos」において、パブリッククラウドサービスを管理・制御する「Hinemos クラウド管理オプション」の「Bizホスティング Cloudn(以下、Cloudn)」版をリリースした。2013年11月より提供しているAWS版に続く第二弾となる。当初は2014年3月より提供するとしていたが、1カ月遅れてのリリースとなった。

 同オプションを利用することで、Cloudn上に新しいコンピュートリソースが作成されるとHinemosが自動的に検知、即座に管理対象として登録し、必要に応じて監視やジョブを自動実行できる。Cloudn上のコンピュートリソースの起動や停止、バックアップといったクラウド特有の操作もHinemosから実行できるため、システムライフサイクルの管理をHinemosだけで完結できるという。

 また、プライベートクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud(以下、BHEC)」とCloudnを組み合わせたハイブリッドクラウド環境も管理できるようになる。従来であればCloudnとBHECとそれぞれの環境ごとに運用コンソールを用意する必要があったが、Hinemosと新オプションを利用することで、運用コンソールをHinemosに統一できるとともに、ここのクラウドの特性を生かしつつ、ハイブリッドクラウドとして統合管理が可能になるという。

 ラインアップは、基本機能のみの無償版「Standard版」と全機能を提供する「Enterprise版」。23日からまずはStandard版をリリースし、Enterprise版については調整中としている。

川島 弘之