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日本ユニシスが音波を利用したO2O実証実験、第2弾をITpro EXPOで実施

 日本ユニシス株式会社は、音波を利用したO2Oサービスの実証実験第2弾を実施すると発表した。

 音波通信による位置情報連動型サービスで、音波ID発信装置から出る音波信号をスマートフォンアプリがマイクで受信してチェックインが行われ、受信した音波IDに対応する情報を配信する仕組み。利用者は音波ID発信装置に近づくだけで、最新情報やポイント、クーポンの入手、Webサイトへのアクセスなどのサービスが利用できる。

 2013年6月には、同社グループの総合イベント「BITS 2013」で実証実験を実施。これに続く第2弾として、10月9日~11日に開催される「ITpro EXPO 2013」でも実証実験を行う。同社グループ各社、ならびにパートナーである日本HP、ウイングアークの出展ブースに音波スポットを設置し、各ブースの訪問客に音波を利用したO2Oサービスを体験させる。

 訪問客は、スマートフォンアプリを起動し、ブスに設置した音波スポットに近づくと、ブースの紹介情報・疑似通貨(ポイント)などを自動受信でき、さらにビンゴゲームを楽しみながらブース回遊が可能という。

実証実験の概要
音波を利用した位置情報連動型サービスの特徴

 日本ユニシスは、今後も実証実験を行い、音波などによるチェックインが可能な位置情報連動型ソリューション「OPENSMART」(商品企画中)の提供に向けて取り組む方針。また、O2Oサービスの仕組みから得られるデータの分析についても、先進的なデータ処理基盤や分析手法を提供し、顧客の戦略的なマーケティング活動に貢献できるよう、パートナー企業とともに取り組むとしている。

川島 弘之