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ニューフォリアとヤマハ、音波でデータ通知するO2Oアプリ簡単作成サービス

 株式会社ニューフォリアのスマホアプリ開発サービス「アプリカン」と、ヤマハ株式会社が開発した非可聴音によるデータ伝送技術「INFOSOUND」を連携させた、音波と連動したO2Oアプリが簡単に作れるサービスが始まった。ニューフォリアが30日、発表した。

 アプリカンは、HTML・JavaScript・CSSで開発されたWebアプリをiOS/Androidのネイティブアプリとしてパッケージするサービス。通常のWebアプリでは利用できない端末機能にアクセスできるように拡張されており、Objective-CやJavaで開発されたアプリと同等の機能を実現できるだけでなく、1つのWebアプリからiOS/Android両プラットフォーム向けのアプリを開発できるのが特長という。

 一方のINFOSOUNDは、デジタル情報を人間にはほとんど聞こえない音響信号に変調して伝送する技術。スピーカーから出た短い情報符号(INFOSOUND信号)を携帯端末のマイクで受信し、サーバーとの連携でURL情報に変換する仕組みを用いる。ユーザーはスピーカーに近づくだけでチェックインしたり、クーポンを受け取れたりする。

 複数の受信機に同時にデータを配信(1対多配信)でき、音の指向性により到達範囲を制御できるのも特長だ。

 今回、アプリカンに「INFOSOUNDオプション」が追加される。音波と連動したO2Oアプリを、HTML・JavaScript・CSSというWeb技術のみで簡単に作成できるという。

 アプリカンの利用料は、全機能利用化でアプリに広告表示するプランが無償。広告非表示プランが10万円/アプリ。INFOSOUNDオプションはアプリカンのコンテンツ管理画面からオプション契約することで利用が可能で、価格は初期費用が7800円、月額費用が2400円。

川島 弘之