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ノーチラス、クラウド上で分散バッチ処理を開発・実行できる「Node0 DBR」

 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ(以下、ノーチラス)は16日、企業が業務システムを容易に開発・運用できるPaaS「Node0」シリーズを順次提供していくと発表した。今回はその第1弾として、クラウド上で分散バッチ処理を開発・実行できる「Node0 DBR」が発表されている。

 Node0は、自社の業務改革を目的として、企業がシステムを開発・運用できるようにするクラウドプラットフォーム。企業の情報システム部門や情報システム子会社、あるいはその関連取引先が、容易にシステムを開発・維持していけるような道具立てを提供するという。またクラウド環境としては、Amazon Web Servicesの一連のサービスを利用する。

 その第1弾として発表されたNode0 DBRは、ノーチラスが提供しているAsakusa FrameworkとHadoopを利用し、バッチ処理の大規模並列化と処理の高速化を実現できるようにするサービス。ユーザー専用のバッチ処理実行環境において、Asakusa Frameworkでバッチ処理を行う時間分だけ、計算リソースをクラウドサービスとして提供するため、必要な時だけ必要な計算資源を利用でき、コストの最適化を図れるという。

 さらに、Node0 DBRではクラウドやHadoop特有の環境を隠ぺいし、ユーザーが直接アクセスできる専用の環境を、専用のツール類とともに提供することから、クラウドやHadoopを意識することなく、バッチ処理の開発・実行を行える点もメリットとしている。

(石井 一志)