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インテル、TDPが6W台のサーバー向けSoC「Atom S1200シリーズ」

 インテル株式会社は12日、AtomブランドのSoC(System on Chip)である「Atom S1200シリーズ」を発表した。高密度型のマイクロサーバーをはじめ、ストレージ、ネットワークシステムなどでの利用を見込んでいるとのことで、省電力化が進められており、TDPが6W台の製品も用意される。製造プロセスは32nm。

 Atom S1200シリーズは、Centertonのコード名で開発されていたSoC。64ビットに対応したCPUコアを2つ備えるほか、最大8GBまで対応できるDDR3メモリコントローラ、8レーンのPCI Express 2.0やその他のI/O機能を統合して提供する。また、1つのコアで仮想的に2つのスレッドを実行するHTT(ハイパースレッディング)、仮想化支援機能のインテルVT、ECCなどをサポートしているとのこと。

 製品は、クロック周波数が1.6GHzから2.0GHzの範囲で3製品がラインアップされた。TDPが6.1Wともっとも低い「Atom S1240」は、クロック周波数が1.6GHz。このほか、1.6GHz駆動でもTDPが8.1Wの「Atom S1220」と、2.0GHz駆動でTDPが8.5Wの「Atom S1260」が用意されている。

 価格は、1000個受注時の単価で54ドルから。

(石井 一志)