あらゆるネット機器を遠隔操作できるリモートサポートツール「Optimal Remote Ubiquitous」


 株式会社オプティムは10日、リモートサポートソリューションの新製品「Optimal Remote Ubiquitous(以下、ORU)」を発表した。年内に発売する。

 ORUは、IPインターフェイスを持つ、テレビやルータなどのホームネットワーク機器、複合機(MFP)やIP電話などのオフィス機器を遠隔操作できるリモート管理ツール。

 従来、同社はPCおよびスマートフォンの遠隔操作ツールを提供してきた。PCの遠隔操作はNTT東日本、NTT西日本をはじめ、多くの企業の有償サポートツールとして採用されている。また、2011年11月には「世界で初めて」(同社)、auの「安心セキュリティパック」をはじめとした、Android端末の有償リモートサポートを実現している。

 新製品はこうした有償サポート市場のすそ野を広げるものだ。PCおよびスマートフォンだけでなく、IPインターフェイスを持つさまざまな機器を遠隔操作できるようになる。対象機器はオフィスの場合、MFP/スイッチ/ファイアウォール/IP PBX/IP電話などで、家庭の場合、テレビ/ブルーレイレコーダ/プリンタ/ルーター/NASなどだ。

対象機器例(オフィス)対象機器例(家庭)
オペレーターはエンドユーザーのPCを介してさまざまなネット機器を遠隔操作する

 これら機器の使い方が分からなかったり、トラブルが生じたりした際には、エンドユーザーはサポートセンターに問い合わせることになる。エンドユーザーはクライアントツールに表示される4ケタのサポート番号をオペレータに伝える。オペレーターがその番号でサポートを開始すると、エンドユーザーがオフィスや家庭で利用しているネット機器が検出され、ネットワークマップがオペレータのサポート画面上に表示される。オペレータはマップ上から遠隔操作する機器を選択し、インターネットとエンドユーザーのPCを介してリモートサポートを行う。

 特徴的なのは、同社独自の機器発見・類推技術「Tiger」により、SNMPなどに対応しない機器も検出・サポートできる点。このため、家庭内のテレビやレコーダーなどもリモートサポートすることが可能となっている。

 実際に発表会で行われたデモでは、オフィスのMFPを遠隔からトラブルシューティングする様子や、家庭内のブルーレイレコーダやNASの設定画面を遠隔操作する様子が実演された。

 機器にリモートアクセスする際には、SRCE(Secured Remote Connect Engine)という技術でセキュリティを確保。また、遠隔操作する際には、ユーザーのPC画面上に遠隔操作の承認用ポップアップ画面を都度表示し、「どこのオペレーター」が「どのマシン」を操作しようとしているのか明示することで、エンドユーザーが安心してサポートを受けられるよう配慮している。

独自の技術でエンドユーザーが利用しているネット機器を検出しマップ化リモートサポートする際にはエンドユーザーのPC画面上に都度承認画面を表示する

キヤノンのMFP「imageRUNNER」を遠隔操作している様子東芝のレコーダを遠隔操作している様子

 同社では、国内オフィス機器マネジメント市場は2012年の25億円から2017年には820億円へ急成長すると予測。その市場へORUを積極的に訴求する狙い。販売形態は、遠隔サポートサービスを提供するパートナーを通じて販売。価格はオープンとしている。

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