「GMOクラウド Public」の東京ロケーションに、物理的に分離された2つ目のゾーンを開設

システムの冗長化や耐障害性の向上などに寄与


 GMOクラウド株式会社は3日、パブリッククラウドサービス「GMOクラウド Public」において、日本(東京)ロケーション内に新たなクラウドゾーン(以下、ゾーン)を開設すると発表した。同日より提供を開始している。

 GMOクラウド Publicでは、日本(東京RED)と米国(サンノゼRED)の2つのロケーションからパブリッククラウドサービスを提供しており、例えば国内向けには日本、海外向けには米国といった、個々のニーズにあわせてユーザーがロケーションを選択することができる。また2カ所のロケーションを利用すれば、万一の災害・障害などでデータセンターが使えなくなっても事業継続が可能といったメリットも提供できるという。

 今回はその中の日本ロケーションにおいて、お互いに影響を受けにくいよう、物理的に分離して運営を行う新たなゾーン「東京BLUE」を開設し、提供を開始した。両ゾーンは同じデータセンター内にあるものの、サーバーの収容されているラックや電源、ストレージなどが分離されているので、冗長化や負荷分散、耐障害性の向上を目的として異なるゾーンでサービスを運用する、といった利用法に対応。万一のシステムトラブル発生時にリスクを分散できるため、より安全なクラウド利用が可能になるとしている。

 なお、GMOクラウド Publicで提供している管理画面「クラウドポータル」は、複数の拠点・ゾーンを一括管理できるため、拠点・ゾーンごとに別々の管理画面を操作する必要はない。

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