ニフティクラウド、ローカルの仮想マシンをクラウドへ移行する「VMインポート機能」を提供


 ニフティ株式会社は14日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、クラウドへの環境移行を支援する「VMインポート機能」を、同日17時より提供すると発表した。

 「VMインポート機能」は、自社やデータセンターで運用しているサーバーを、より簡単にニフティクラウドへ移行できるようにする機能。これを用いると、VMware vSphere(4.1以降)またはVMware vCenter Converterによって作成されたサーバーの仮想マシン(VM)イメージを、ニフティクラウドのコントロールパネル上での操作を通じて、ニフティクラウドへ簡単にインポートできる。

 移行後は、サーバーのコピーやディスクの増設など、ニフティクラウドで提供している各機能が利用可能になる。なお、ニフティクラウドのオプションサービスである「PFU VPNサービス for NIFTY Cloud」「プライベートLAN」などを併せて利用することで、クラウド環境へ移行した後も、よりセキュアな通信環境をたもてるとした。

 ニフティではこの機能の活用例として、保守期限が迫っている物理サーバー上の環境をクラウド上へ移行し、システムの稼働期間を延長したり、災害対策として重要なシステムを丸ごとバックアップしたり、新規に開発するシステムに対してサーバー増設に柔軟に対応できる拡張性を負荷したり、といったシーンを想定しているとのこと。

 なお、「VMインポート機能」で移行時に作成したサーバーの利用料金は、ニフティクラウドのサーバータイプの料金と同じ。ユーザーはサーバータイプと料金プランを、必要に応じて選択し、移行をかけることになる。ただし、インポートするVMイメージのローカルディスクサイズが、ニフティクラウドの基本ディスクサイズ(Linuxで30GB、Windowsで40GB)を超えた場合は、超過ディスク料金が別途発生する。

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