Javaコード暗号化に対応した不正コピー防止ツール「簡単DRM」
有限会社電机本舗は10日、不正コピー防止ツール「簡単DRM」の法人向け製品を発売した。
画像、音楽、バイナリファイル、テキストファイルなどさまざまなプログラムを暗号化し、コピーガードする製品。Windowsのドライバを通してDRMの機能を提供する。最大の特徴は、Java/VBスクリプトの不可視化&暗号化に対応する点。
例えば、JavaコードはJava仮想マシンが解釈・実行する。そのため既存のDRMソフトで暗号化するとJava仮想マシンが読めずに動作しなくなるという課題があった。この問題を回避するため、一般的には難読化ツールが使用される。Java仮想マシンには読めるが、人間にはアルゴリズムが分かりづらい形に変換して知財管理を行うのだ。
簡単DRMでは、Java仮想マシンにのみ復号機能を与え、DRMをかけても通常のJavaコードとして動作させることで、Javaコードの暗号化に対応した。VBスクリプトにも同様にDRM付与が可能となっている。
また、簡単DRMの機能をドライバにて実現する仕組みによって、フォルダ単位のコンテンツ保護も実現。従来のDRMとは異なり、フォルダ単位でDRMをかけて、保護を指定したフォルダ内のコンテンツに対して一律に不正コピー防止が可能とのこと。
対応OSは、Windows XP SP3以降/Vista/7/Server 2003/Server 2008。いずれも32/64ビット両対応。