IIJ、MicrosoftのPlayReadyに対応したSaaS型DRMシステム


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は18日、デジタル著作権管理(DRM)システムをSaaS型で提供する「IIJ DRMサービス/PlayReady」を発表した。MicrosoftのDRM技術「PlayReady」に対応しており、視聴ライセンスの発行・管理などを行うことができるという。提供は同日より開始される。

 「IIJ DRMサービス/PlayReady」は、DRMシステムに必要な機能をクラウドサービスとして提供するもの。PCやスマートデバイスへの視聴ライセンス発行が可能なほか、発行先の端末数や発行内容の制御といったライセンス発行制御、ログ管理といった機能も備えており、クラウドサービスのメリットを生かして、著作権が保護されたコンテンツ配信を短期間で始めることができる。

 また、「IIJ大規模コンテンツ配信サービス」と併用することにより、コンテンツ配信設備を含めて提供することも可能とした。

 価格は、初期費用が5万円、基本料金(1万ライセンス分含む)が8万円、追加ライセンスが1000ライセンスあたり100円。

 なおサービス開始に先立ちIIJでは試験サービスを提供していたが、PlayReady対応のスマートデバイスが増加していることを受け、コンテンツ配信事業者からは多数の問い合わせがあったとのこと。また正式サービス開始にあたって、ヤマハミュージックメディアの音楽配信サービス「MySound」フルと、ユビキタス・ビジネステクノロジーの携帯サイト構築運用サービス「MS2」での採用が決定している。

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(石井 一志)
2011/11/18 11:45