Android/iPhone/iPad向けDRM製品、サイファー・テックらが提供


構成図

 サイファー・テック株式会社は25日、Android/iPhone/iPadへセキュアなコンテンツ配信を可能にするDRM(Digital Rights Management:電子著作権保護)ソリューション「CypherGuard on Android」「CypherGuard on iOS」を発売した。株式会社CSK、株式会社セキュアブレインと技術・販売・マーケティング面で協業し、拡販に努める。

 「CypherGuard on Android」「CypherGuard on iOS」は、スマートフォン向けのDRM製品。各OS上で動作するクライアントモジュールとサイファー・テックのSaaS型認証サーバーで構成される。デジタルデータに対して利用可能な端末台数、有効期間などのルールを設定し、許可されない閲覧、違法コピー、改ざん行為などを防ぐ。設定可能なルールは以下の通り。

  • 有効期間指定
  • 無効化日時指定
  • 最大発行台数制限
  • 最大発行回数制限
  • 使用度数制限
  • 発行開始日時指定
  • 発行終了日時指定
  • 発行日以前視聴不可
  • 最終使用開始日時以前視聴不可
  • 最終使用終了日時以前視聴不可
  • 期間超過後ロック
  • 現在時刻不正時ロック

 対応OSは、Android OS 2.1以上推奨、iOS 3.1.3以上推奨。対応データフォーマットは、PDF、EPUB、画像ファイル、動画ファイルなど。認証サーバーをSaaS型で提供するため、インフラ投資やサーバー運用は不要。クライアントモジュールはDRMに必要な機能を持った開発キット(ライブラリ)としても提供できるため、さまざまなアプリケーションに組み込むことが可能という。

 価格は、初期費用が150万円(税別)から、月額費用が5万円(同)から。

 CSKが販売を支援し、セキュアブレインが技術面・開発面からサイファー・テックを支援する。「従来のセキュリティ技術とDRM技術の融合」、「新たなサービスの創造」と「市場のさらなる拡大」を並行させ、3年後に1000社の導入を目指すとする。

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