ALSI、ファイル暗号化ソフト新版「DocumentSecurity 4.0」
アルプスシステムインテグレーション株式会社(ALSI)は9日、ファイル暗号化ソフトの新版「DocumentSecurity Ver.4.0」を発表した。31日より販売する。
DocumentSecurityは、ファイル単位で暗号化できるDRM(Digital Rights Management)製品。DRMとは各ファイルに使用制限を設定しコンテンツを保護する技術で、閲覧、閲覧回数、編集、暗号化解除、持ち出し、印刷、印刷回数、有効期間、自動破棄などの権限を設定できる。権限は情報の内容や社員の役職などに応じて制御可能で、例えば、役員は全ファイルに閲覧・編集権限を持つが、一般社員は極秘文書は閲覧できないといったことが実現できる。
新版では、Microsoft Office 2010、Windows Server 2008 R2 Standard Edition(日本語版)、Adobe Reader Xに対応した。
また、ファイル単位の暗号化、アクセス権限の設定、外部への持ち出し制御が可能なことから、クラウド環境で重要となる「データの保護」が実現すると説明。「クラウド上の情報を保護し、共有(PCに保存)した後の漏えい対策になる。また、データを持ち出す前、持ち出した後の両面からセキュリティを考慮できる」とした。
価格は、暗号化・アクセス制御・持ち出し制御・履歴管理を標準搭載した「DocumentSecurity」が55万1250円から。暗号化・アクセス制御のみの「DocumentSecurity BASIC/暗号Edition」が22万5750円から。