小岩井乳業、販売情報分析にインメモリBIツール「QlikView」を採用


 小岩井乳業株式会社が、同社の販売情報分析システムに高速インメモリBIツール「QlikView」を採用した。QlickViewの開発元であるクリックテック・ジャパン株式会社と、販売元である株式会社アシストが22日、発表した。

 「小岩井純良バター」や「小岩井 生乳100%ヨーグルト」などを製造・販売する小岩井乳業では、販売情報を有効活用することで営業活動の強化と売り上げアップを図るため、既存の販売情報分析システムのリプレースに着手。その新分析ツールにQlikViewが選ばれた。

 同製品は、独自の連想技術を用いた分析が特長で、分析対象となるデータソースを圧縮し、すべてのデータソースをリンクさせる。これにより、データマートやETLなどのシステムを用意せずとも、ユーザー自身の直感的な思考によってデータを検索し、それに応じてリアルタイムに計算できるのが特長。

 従来のBIツールでは、操作の難しさのため利用率の低下を招いていたという小岩井乳業では、QlickViewの「現場の社員にも操作がわかりやすい点」「フレキシブルに要件の実装ができ、TCOの削減につなげられる点」を評価。「スケーラビリティの高さやハードウェア構成がシンプルであること、データ処理・連携工数やマスタの管理工数がコンパクトであることが、大きな選定ポイントになりました」と述べている。

 新しい販売情報分析システムでは、ユーザー自身による自由分析機能は維持した上での操作方法の簡易化、レスポンスの高速化に期待を寄せる。また、QlikViewの機能を生かしたビジュアル性の高い画面で、営業活動状況の見える化を促進したい考え。

 なお、今回のQlikView採用では、アシストのパートナーであるコベルコシステムが全面的にサポートした。

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