アシストと沖縄クロス・ヘッド、インメモリBIツール「QlikView」に特化したクラウドサービス
株式会社アシストと沖縄クロス・ヘッド株式会社は25日、クラウドプラットフォーム分野で提携すると発表した。その第1弾として、アシストが販売している高速インメモリBIツール「QlikView」に特化したクラウドプラットフォーム「HANARE(はなれ) for QlikView」を、アシストが5月9日より販売開始する。
HANARE for QlikViewは、QlikViewを動作させるハードウェア基盤を、クラウド経由で提供するサービス。QlikViewと沖縄クロス・ヘッドのHaaS型サービス「CUMO platform」を組み合わせることにより、マシン選定からわずか5分で、専用のQlikViewサーバーを構築できるという。
一般的なクラウドサービスと同様、月額課金制を採用しているため、必要な時に必要なハードウェアリソースを利用可能。ハードウェアに対する初期投資を削減し、データ量やアプリケーションの利用形態に合わせて、ユーザーは、常に最適なスペックでQlikViewを活用可能な点がメリットだ。
また、沖縄のデータセンターを利用することから、地震災害時のリスク分散と事業継続に対応。かつ、距離が離れた日本国外のデータセンターに比べ、高いシステムパフォーマンスを維持できるとしている。
ラインアップには、ハードウェアの仕様とQlikViewユーザー数に応じて、5~10ユーザー向けの「エントリ」から、10~20ユーザー向けの「スタンダード」、20~40ユーザー向けの「アドバンス」と、3つのプランを用意。加えて、よりセキュアな環境を実現する「VPN敷設サービス」や、「リモートアクセスサービス」、高速で安定した接続を実現する「GIX接続サービス」など、オプションサービスも提供される。
価格は、「エントリ」が月額4万1000円(税別)、「スタンダード」が7万8000円(税別)、「アドバンス」が15万3000円(税別)。最低契約期間は、「アドバンス」のみ初回3カ月、そのほかの2プランは1カ月で、いずれもQlikViewのライセンスは別途必要になる。
なお両社では、今後、QlikView以外のアシスト取り扱い製品についても、同様のサービスを展開する計画とのこと。