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日本技芸、Google Appsと連携するダッシュボードアプリ「rakumoボード」のオープンベータ版を公開

 株式会社日本技芸は12日、Google Apps for Business(以下、Google Apps)の拡張サービスである「rakumoシリーズ」において、ダッシュボードアプリ「rakumoボード」のオープンベータ版を同日より公開すると発表した。同時に、無料トライアルの申し込み受付も開始する。

 最近では、Google Appsを業務用の情報基盤として採用する事例が増加しているが、Google Apps標準のWebサイト構築ツールであるGoogle Sitesは、高機能ではあるものの、初心者には難しいインターフェイスであること、新着情報が分かりにくく既読未読の管理ができないことなどから、イントラネット構築など、業務での活用には多くのハードルがあるとの指摘がされているという。

 「rakumoボード」は、こうした課題を解決するために提供される情報ダッシュボードアプリ。多くの企業で慣れ親しまれている「掲示板」のスタイルを取りつつも、近年のソーシャルメディアにおいてコミュニケーションの円滑化に貢献している機能やデザインを取り入れ、社内での情報発信・共有を簡単・手軽に行えるダッシュボードとして企画・開発された。

 具体的には、社員が権限に応じて投稿・閲覧可能な、オーソドックスな掲示板の要素だけでなく、アクティビティの一覧化や、既読や未読の確認といった、業務上のコミュニケーションを円滑かつ合理化する機能を盛り込んでいる。

 また、投稿に対してのコメント機能だけでなく、近年のソーシャルメディアでは一般的になっている、Facebookのいいね!ボタンに相当する「グッジョブ!」ボタンなどを搭載。同僚との、より距離の近いコミュケーションをサポートするとのこと。

投稿画面
ポスト詳細

 さらに、カレンダーアプリ「rakumoカレンダー」など、従来のrakumoシリーズとの機能連携も想定しており、複数のrakumoシリーズを同時に利用することで、より効果的な活用が可能とした。今回のオープンベータ版では、rakumoカレンダーの予定登録画面からの掲示板投稿に対応。今後は、rakumoワークフローとの連携も実現する予定だ。

rakumoカレンダーとの連携機能

 試用期間は7月12日までで、正式版スタート時は、1アカウントあたり月額158円で提供される予定。また別途、Google Appsの利用料金が必要となる。なお試用ユーザーに対しては、正式版提供時に、初年度のみ50%の値引きを行うとしている。

(石井 一志)