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日本ユニシス、VMware Horizonを利用したDaaSを提供

 日本ユニシス株式会社とユニアデックス株式会社は12日、日本ユニシスグループのクラウドサービス基盤「U-Cloud IaaS Select」の追加サービスとして、「U-Cloud 仮想デスクトップインフラオプション」を4月1日から提供開始すると発表した。

 日本ユニシスグループは、企業向けの仮想デスクトップインフラ(VDI)サービスを2011年から提供開始しているが、今回、そのサービスメニューを刷新。仮想デスクトップソフトウェアにVMware Horizon DaaSを採用し、新たなサービスを提供する。

 その「U-Cloud 仮想デスクトップインフラオプション」では、U-Cloud IaaS Selectのサーバー環境、ストレージ環境と組み合わせることで、会議室や支社などオフィス環境の変化にも柔軟に対応。ネットワークにつながれば、PC、スマートフォンなどから仮想デスクトップ環境にアクセスできるため、外出先での業務やサテライトオフィス、在宅勤務にも対応可能という。

 また、管理対象のデスクトップを一元管理するため、セキュリティ強化やITガバナンスの向上が図れるほか、セキュリティパッチの適用作業、ソフトウェアの導入作業なども一括実施でき、運用管理面での負荷軽減も見込めるとのこと。

 クライアントOS向けの仮想デスクトップ実行環境としては、2種類の環境を提供する。仮想デスクトップ1台あたりCPU1コア、2GBメモリの「ベーシック」と、仮想デスクトップ1台あたりCPU2コア、2GB/4GBメモリの「エンタープライズ」を用意。

 価格例は、仮想デスクトップ500台構成の場合、1台あたり月額3750円(税別)から。

 なお日本ユニシスグループでは、仮想デスクトップを7日間試せるフリートライアルも提供するほか、サーバーOSを利用した、仮想デスクトップ10台単位での小規模なVDI環境についても、今後の提供を予定している。

石井 一志