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NTTデータとインフォマティカが提携、AI/アナリティクスとデータマネジメントのシナジー強化を図る

 株式会社NTTデータとインフォマティカ・ジャパン株式会社(以下、インフォマティカ)は19日、AI/アナリティクスとデータマネジメントのシナジー強化に向け提携すると発表した。

 NTTデータでは、データ活用に必要な一連のITインフラをクラウド上に構築・提供するマネージドサービス「BizXaaS BA」により、大手製造業や大手ユーティリティ業の顧客に対して、事業・顧客接点横断的な施策実現などを支援してきた。

 一方のインフォマティカでは、メタデータに機械学習の技術を応用したデータ管理製品/ソリューションの提供を通じ、エンタープライズ向けのクラウドデータ管理を支援している。

 この提携では、NTTデータのBizXaaS BAのデータ連携機能に、インフォマティカのクラウド型データ統合ソリューション「Informatica Cloud」を標準メニューとして提供開始する。これにより、高度なデータ活用を段階的に目指すユーザー企業の初期導入において、データ連携からデータ分析環境までを、低コストかつ迅速に準備できるようになるとのこと。

NTTデータとインフォマティカが提携、AI/アナリティクスとデータマネジメントのシナジー強化を図る

 あわせて、業務ユーザーによるセルフデータ探索やデータ準備、One to Oneマーケティングに向けたマスタ統合、外部データソースの活用など、より高度かつ精度の高いデータ活用へスムーズに拡張できるという。

 なお今後は、製造業、流通業、金融業など、高度なデータ活用のニーズが高い業界へソリューションの提供拡大を目指すほか。NTTデータは、さらなるニーズ拡大に対応するために、オフショア活用なども含めて500名規模の開発体制を目指す考え。

 NTTデータでは、こうした取り組みを通じてAIやIoTに関するサービスの拡充と価値創出を行い、AIおよびIoT領域において、2020年までに売り上げを500億円規模に拡大するとしている。