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エフセキュア、Windows端末向けのSaaS型セキュリティ製品「F-Secure Computer Protection」

AIや機械学習で検知率を向上

 エフセキュア株式会社は28日、SaaS型の企業向けWindowsエンドポイントセキュリティ製品「F-Secure Computer Protection」を発表した。

 F-Secure Computer Protectionは、既存のSaaS型エンドポイントセキュリティ製品「エフセキュア プロテクション サービス ビジネス(PSB)」のうち、PCを対象とした「PSBワークステーション」の後継製品。刷新されたスキャンエンジンでは、AIや機械学習を活用して検知率を向上させているほか、さらに軽快に動作するようになったという。

 また、リアルタイム脅威情報、ヒューリスティック分析など、新たなテクノロジーを活用した多層構造のアプローチが採用されており、軽量でありながらも高いセキュリティをWindowsクライアントに提供できるとのこと。

 加えて、自動パッチ管理機能「ソフトウェアアップデータ」が標準装備されており、セキュリティアップデートがリリースされた場合には直ちにインストールして、ソフトウェアを常に最新の状態に保てるとした。なお、数日以上パターンファイル更新が行えなかった場合には、パターンファイルが差分でダウンロードされるようになり、メモリ上に展開する処理負荷も低減される。

 さらに、新しく実装されたデバイスコントロール機能では、USBメモリ、CD-ROMドライブ、Webカメラなどのデバイスから脅威が侵入するのを防ぐため、デバイスへの書き込みを制限する、特定のデバイスのみ利用を許可するなどのルールを設定できるとした。

 ファイアウォール機能は従来実装していた独自ファイアウォールの代わりに、OSが持つファイアウォールのリモート管理機能を実装し、Windowsとの親和性を向上させたとのこと。

 対応OSはWindows 7以降のクライアントOS。参考価格はユーザー数に応じて変動するが、新規購入の場合、5~24ユーザーでは1ライセンスあたり8000円となる。