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鈴与シンワート、サイジング自在のセルフサービス型定額制IaaS「S-Port Cloud EVA」

 鈴与シンワート株式会社は29日、OpenStackベースのセルフサービス型クラウドサービス「S-Port Cloud EVA」を発表した。価格は月額2500円(税別)からで、9月1日より提供を開始する。

 S-Port Cloud EVAは、ユーザー自身がポータルから自在にスペックアップ・ダウンを行える、セルフサービス型のIaaS。ポータルは直感的に利用できるUIになっており、リソース管理から料金の確認までを簡単に行うことができる。

 スケールは自由自在に設定でき、必要になった際に拡張することも可能なため、運用コストを最小限に抑えられるのも特徴。サーバープランは1コア 1GBメモリから32コア 60GBメモリまで12種類をラインアップされ、WindowsやLinuxといったOSや、最大2TB、1万IOPSまでのブロックストレージ、オブジェクトストレージなどと組み合わせ、最適な環境を構成できる。

 また、自動フェイルオーバー(HA)や無停止バックアップ、サービス品質保証(SLA99.99%)を提供するほか、フラッシュストレージ、インターネット接続を標準装備。セキュリティ関連は、セキュリティグループ機能やファイアウォールに対応し、オプションでWebアプリケーションファイアウォール(WAF)も利用できる。

 データセンターは、自社運営の国内S-Portデータセンターを利用。ハウジングとのハイブリッド環境や、閉域網によるオンプレミス環境との接続などもサポートした。

 なお、料金は従量課金ではなくプランに応じた定額制を採用しているため、突発的に出費が増えることもないとのこと。

 鈴与シンワートでは、ECサイトなどのWeb系、オンラインゲームなどでの利用に加え、業務系アプリケーションでの利用も拡大したい考えだ。