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シグマクシスとUEI、AIを活用したドキュメント自動入力プラットフォームサービス「ディープシグマDPA」

 株式会社シグマクシスと株式会社UEIは21日、UEIのAIを活用したドキュメント自動入力プラットフォームサービス「ディープシグマDPA(Document Process Automation)」を開発したと発表した。21日から、シグマクシスがサービスの提供を開始した。

 ディープシグマDPAは、シグマクシスが提供する初のAIプラットフォームサービスとなり、レイアウト認識にUEIのディープラーニング画像認識モデル、活字文字認識にGoogle Cloud Vision API、項目補正にシグマクシスが独自で開発した辞書プログラムを採用。自動入力のRPA(Robotic Process Automation)機能を組み合わせ、ドキュメント自動入力プラットフォームサービスとして提供する。

ディープシグマDPAの概要

 レイアウト認識、文字認識、項目補正のすべてのステップを通じて99%以上の高い精度により、入力作業の完全自動化を実現。数百枚のドキュメント画像データで学習が可能なため、さまざまな書類フォーマットに短期間かつ高精度で対応できるとしている。

 すでに学習済みの書類フォーマットのモデルを利用する場合は、学習期間なしですぐにサービスの利用が可能。さらにユーザーが増えるに従いサービスの精度が上がるという、AIを活用したプラットフォームならではの特徴を備える。また、同じ書類フォーマットを利用する場合も、ユーザーはディープシグマDPAの提供するディープラーニングのモデルのみを共有するため、各社データの機密性は担保される。

 シグマクシスでは、今後もさまざまなテクノロジーパートナーとの協業を拡げ、幅広くサービスを提供すると同時に、シグマクシスのノウハウやスキルをプラットフォームで提供するサービスのメニューも拡充し、企業のデジタル化を通じた競争力向上を支援していくとしている。