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UEI、Microsoft Azureを活用したディープラーニングソリューションをグローバルで展開推進

 株式会社UEIは27日、UEIの技術と経験、そしてMicrosoft Azureを活用したディープラーニング(深層学習)ソリューションについて、グローバル市場での展開推進を図ると発表した。AIや深層学習の実社会での活用を加速するのが目的で、テクノロジー、人材育成、マーケティングの3軸において、取り組みを進めるという。

 このうちテクノロジーでは、Azure AI Batchサービスと深層学習GUI環境CSLAIER、深層学習用ハイエンドPCのDEEPstationを連携させ、「DEEPstation for Microsoft Azure」を新たに開発する。

 DEEPstationはPascal世代のGPUを搭載したPCとして、200拠点以上の研究機関、大学などで利用されているが、オンプレミスのGPU能力には限界があり、AIを訓練する時間の増大が問題になっているという。今回はハイブリッドモデルを提供することにより、Microsoft Azure上のGPUへのオフロードや、Hyper Parameterのグリッドサーチなどを手軽に実現できるようにするという。

 人材育成では、米Microsoftが展開する深層学習人材トレーニングプログラムへの、ワールドワイドで展開するコンテンツ提供、講師派遣、講座実施を実施するとのこと。初回のトレーニングは8月4日に長岡市での開催が予定されており、今後、全国に展開する。

 最後のマーケティングでは、日本マイクロソフトが推進する、深層学習でビジネス課題を解決したい顧客と、深層学習のコンサルティングや展開を行う企業とのマッチングの場としてのコミュニティ「Deep Learning Lab」にコミッティメンバーとして参画。コミュニティイベントを継続的に企画するとした。UEIが参画する初回は7月25日になる。

 なお、DEEPstation for Microsoft Azure、およびMicrosoft Azureへのオフロードに対応したCSLAIERは2017年第3四半期の提供を予定する。