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Concur、統合出張者リスク管理ソリューション「Concur Locate」

出張者の位置を的確に把握して対応を支援

 米Concurは16日(米国時間)、統合出張者リスク管理ソリューション「Concur Locate」および「Active Monitoring」を提供開始すると発表した。出張者が危機や予測不能の事態に直面した際に、短時間で関連情報を見つけ、コミュニケーションを行えるという。

 Concur Locate(旧称:Risk Messaging)およびActive Monitoringは、社員の所在を特定し、リアルタイムに安否確認と対応指示を行える出張者リスク管理ソリューション。企業は、自然災害やテロ攻撃などの危機が発生した際、企業は迅速に社員の特定と現在位置の確認を行い、誰が支援を必要としているかを判断する必要があり、このソリューションでは、こうした安全配慮義務を企業が遂行することを支援するという。

 具体的には、先々を予見しながらリスクを監視し、危機や予測不能の事態が発生した際、出張者が世界のどこにいても、全員の現在位置を迅速に特定可能。また、出張者と連絡を取り合い安全確保を支援することで、企業の対応能力を高めるとした。

 出張者の現在位置確認には、出張・経費データ、Concur TripLinkやTripItを通して得られるサプライヤーで直接予約された旅程情報、サプライヤーのeレシートなどを含めた、包括的なデータを活用可能。これにより、的確に現在地を把握できるとのことだ。

 なお、Risk Messagingではリスク管理機能を独立したツールで提供していたが、Concur Locateでは経費精算ソリューション「Concur Travel&Expense」のダッシュボード上で提供される。