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「出張中の従業員へリスク情報を適切に通知」、コンカーが安全確保支援サービスを提供

 株式会社コンカーは27日、従業員の出張リスク管理を一元管理するサービス「Risk Messaging」を、日本市場で提供開始すると発表した。

 「Risk Messaging」は、グローバルなリスク情報を企業の管理部門が把握し、主に海外へ渡航する従業員の所在管理や、迅速な情報共有を行うことで、現地従業員の安全確保のための対応を支援するサービス。デンマークRISKLINE社が提供する、全世界の網羅的なリスク情報、各国のリスクレベル情報を取り込むとともに、出張予約ツール「Concur Travel」、GDS(Global Distribution System:コンピュータを利用した航空券・ホテルなどの予約・発券システム)と連携することにより、従業員の出張旅程情報の管理レベルを高度化するという。

 具体的には、当該従業員に対して、適切なタイミングでのリスク情報の提供を行えるほか、出張旅程や滞在場所のチェックイン情報に基づき、本社部門が地図上から所在確認できるため、海外渡航従業員に対する避難指示、退避勧告などの速やかなコミュニケーションを実現するとした。

 なおコンカーによれば、北米・欧州市場を中心に、すでに数多くのグローバル企業に利用されているとのことだ。

石井 一志