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日立ソリューションズ、JP1のジョブ稼働情報やサーバーのリソース情報を分析・可視化するサービス

Microsoft Azureのクラウド基盤を活用

 株式会社日立ソリューションズは26日、日本マイクロソフト株式会社の協力のもと、日立の統合運用管理製品「JP1」導入企業向けに、ジョブ管理運用改善レポートサービスを提供すると発表した。6月27日からサービスを提供開始する。

 このサービスは、Microsoft Azureのクラウド基盤上で、日立のジョブ管理製品「JP1/Automatic Job Management System 3」(以下、JP1/AJS3)のジョブ稼働情報やサーバーのリソースの情報を、タイムリーに分析・可視化するもの。

 具体的には、ジョブ稼働情報を解析し、単位時間あたりのジョブ開始数、実行中のジョブ数、ジョブの開始遅延時間などを可視化するという。また、CPU、メモリ、ディスクI/Oなどのサーバーのリソース情報も可視化可能なことから、システムを統合的に管理できる点が特徴とした。

 情報の可視化にあたっては、Microsoft Azure上のIT管理ソリューション「Microsoft Operations Management Suite」で提供されているログ分析機能「Log Analytics」を利用する。これにより、企業のシステム環境に依存せず、WebブラウザからJP1/AJS3上のジョブ稼働情報とハードウェアリソース情報を管理できる。

 また、日立ソリューションズのJP1専門の技術者が状況を診断し、対策などを提案する定期レポートも提供する。このレポートでは、ジョブの開始・終了遅延をはじめ、日常の運用で発生する可能性がある障害などの事象を事前に予測した上で、パラメータチューニングやハードウェアリソースの増強といった対策案を提示するとのこと。

 価格例は、月額9万2000円(税別)から。別途、Microsoft Azureの利用料金が必要になる。