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IBMとHortonworksが提携強化、HDPとIBM Data Science Experienceなどの統合を進める

 米IBMと米Hortonworksは13日(米国時間)、データ分析と機械学習の拡張に注力した協力関係を、より多くの開発者とApache Hadoopエコシステムへ拡大すると発表した。両社は、Hortonworks Data Platform(HDP)とIBM Data Science Experience、およびIBM Big SQLを連携させ、新しい統合型ソリューションとして提供する。

 IBMではこれまで、Hadoop製品としてIBM BigInsightsを提供してきたが、この提携に伴い、標準のHadoopディストリビューションとしてHDPを採用。IBM Data Science ExperienceおよびMachine Learningと完全に統合するという。

 IBMでは、これによってユーザー企業が、HDPが提供するデータセキュリティ、管理および操作機能と、Data Science Experienceの高度なアナリティクスや管理といった機能を組み合わせて利用できるようになるとしている。また、既存のIBM BigInsightsユーザーについてもHDPへの移行を進めるとのこと。

 一方でHortonworksは、HDPを付属してIBM Data Science Experienceを再販するほか、自社の戦略的データサイエンスプラットフォームとしてIBM Data Science Experienceを採用し、機械学習、高度なアナリティクス、統計などのデータサイエンス機能をすぐに使用できるよう、開発者に提供するとした。

 また両社では、HDPをHadoop向けSQLエンジンであるIBM Big SQLと統合し、Hortonworksの顧客に対して、データ管理方法を提供するとしている。